2023年4月24日

演習(大学院ゼミ)の記録

【専門書講読】

前回に引き続き、杉山滋郎『日本の近代科学史』(1994年;新装版2010年)を使って専門書講読の準備をしました。今回扱ったのは次の3つの章です。

  • 第1章 教育制度の変遷
  • 第2章 研究制度の変遷
  • 第7章 戦争と科学

本書はトピック別の構成になっているため、全体としての時系列がわかりにくいという欠点があります。上記3つの章については、明治中期まで(概ね1900年以前)、明治後期・大正期(概ね1900~1930年)、昭和前期(概ね1930~1945年)、昭和後期(1945年~)くらいに大きく区分し、それぞれの時代を横に(三つの章を横断して)見ていくと、近代日本の科学の社会史を理解しやすいのではないかと思います。【有賀】

【科学史研究入門ガイド】

#今回はたまたま欠席者が多かったので、次回に回すことにしました。