演習(大学院ゼミ)の記録
【研究発表1】
「1970年代初頭日本における「疾病」と「医学」の関係」
修士論文の現時点での構想として、研究テーマ『1970年代初頭日本における「疾病」と「医学」の関係』に関する具体的なテーマ選定の動機や研究手法についての発表をしました。
修論の論点に関わる用語の定義について表現が曖昧になっていることを主ゼミでも指摘されていたため、表現を訂正した点についての指摘が多かったことが非常に有意義でした。
特に、論文内で用いる際には定義を拡張する必要がある用語や、用語として頻出する割に深く言及されない用語について、再度扱い方を考える必要があると感じました。【工藤】
【書評紹介】
※担当者の急な欠席のため今回はなし
【研究発表2】
「経験と⾝体:シュスターマンの美学」
修論の構想(全体の概要、これまで取り扱っていない理論の紹介、章立て)の発表と参加する美学会でのポスター発表のプレゼンをおこないました。哲学者・シュスターマンによる「経験」「身体」理論でいかに研究対象を論じられるかの議論で、デューイ の芸術観との比較をし、最後のポスターでは中動態を主題としたものをプレゼンしました。非常に多くの質疑応答ができ、用語確認をはじめ、研究対象以外での言い換えの可能性、そしてポスターについては、問いと答えの微妙なズレが分かり意義ある発表になりました。また、修士課程3年間での発表(計6回)を通して、各回につき一つの項目を取り上げてきましたが修論の要となる全てのトピックを丁寧に扱うことができ、ディスカッションや質疑応答によって私自身の理解をさらに深めることにつながる貴重な機会となりました。ありがとうございました。【松山】