主催者の方からお誘いをいただき、東京国立博物館(東博)で開かれたWikipedia関連のイベントに参加してきました。エディタソンと呼ばれるもので、今回は東博の所蔵品と資料を用いて、ウィキペディアの記事を執筆するという企画です。
前々からWikipediaの編集には興味があったのですが、実際に記事を一から書いたことはありません。今回は、東博の所蔵品をテーマとして実際に記事を書いてみることを目標に、資料調査と下書きを進めました。完成には至りませんでしたが、分からないことをベテランの方々に聞きながら取り組むことができたので、どうすればよいのかという基本は理解できたと感じます。「習うより慣れよ」という今回のイベントは、とてもよい経験になりました。
感想として、博物館の所蔵資料やそれに関連した事項をテーマにしてWikipediaの項目を書くというのは、より一般的な事項や人名をテーマにするよりも取り組みやすく、かつ、ほかには情報があまりないという意味で世の中の「役に立つ」のではないかと感じました。もっとも、しっかりした記事を書くためには参考資料(先行する調査研究の成果)がきちんと揃っている必要があるので、「独自研究」を禁じるWikipediaでは書きやすいものとそうでないものがあるようにも思います。
実をいうと、次年度(以降)の学部共通ゼミナールの授業では、Wikipediaの編集に取り組んでみたいと思っています。そのためにも自分が慣れないといけないので、まずは今回書きかけた記事を完成させたいと思います。