演習(大学院ゼミ)の記録
【論文分析】
Kalle Puolakka, “Public Art and Dewey’s Democratic Experience: The Case of John Adams’s On the Transmigration of Souls,” The Journal of Aesthetics and Art Criticism 74 (20): 371-381.
デューイの理論で中心的である、経験という見地から、音楽という造形ではない研究対象であるパブリックアート作品の機能と価値の考察がなされています。また、ボロスの理論と対比させることでプラグマティズムがその作品に割り当てるものを検討しています。一方、本論は対象作品が持つ独自性に強く依拠していますが、音楽作品をパブリックアートとする一般的な論拠は十分ではないように感じました。内容、論文構成の双方で非常に修論の参考になりました。【松山】
【書評紹介】
【研究発表】
「カールスルーエ化学者国際会議」
カールスルーエ化学者国際会議に関する修士論文の進捗報告を行いました。具体的には会議直前までの化学史や会議の開催経緯などを紹介し、暫定の修論構想を示しました。
特に今回の発表では初めて会議の参加者・不参加者について言及しましたが、これについて複数コメントを頂きました。もう少し詳しく調べる必要はありますが、自分が特に気になるポイントでもあるので、今日のディスカッションを活かしつつ修論を執筆できればと思います。【澤井】