数学史シンポジウムで力学史に関する特別講演

津田塾大学で開かれた第34回数学史シンポジウムで、「特別講演」をさせていただきました。今回のシンポジウムの世話人の一人で、かつて個人的にお世話になった佐藤文広先生(立教大学名誉教授)からのご依頼によるものです。

題目は、「ライプニッツの「動力学」からオイラーの「力学」へ」としました。内容は、博士論文をもとにした書籍『力学の誕生』のうち第2部「オイラーの「力学」構想」の中心的主張の紹介が主です。自分にとってはもはや「昔取った杵柄」のようなテーマですが、このような形で要約した内容をお話しする機会はこれまでほとんどありませんでした。講演内容は後日、活字化して提出する予定のため、そのような機会をいただけたことは良かったように思っています。